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RSウィルスについて
RSウィルスは、風邪の原因ウィルスのひとつです。
成人の場合、RSウィルスにかかっても、風邪とみなされ、通常は診断されることはありません。 しかし、特に乳幼児や高齢者に重症の呼吸器感染症を引き起こすことが知られているウィルスです。
2歳になるまでにほぼ100%が感染し、その後何度も感染をくり返します。悪化すると、喘鳴、呼吸困難などがみられ、気管支炎、肺炎などを引き起こすこともあります。
特に乳幼児では重症化するリスクが高く、入院や集中治療の必要性が高まります。高齢者や基礎疾患を持つ人々においても、重症化しやすく、時には致命的な結果を招くこともあります。特に、基礎疾患を持つ高齢者では、インフルエンザよりも重症化しやすいと言われています。重症化すると経済的な負担も大きく、その予防の重要性が高まっています。
2024年1月から、RSウィルスに対するワクチン接種が開始になっています。アレックスビーは、RSウィルス感染症の予防に使用されるワクチンです。
60歳以上の高齢者、喘息、COPD、心疾患などの慢性疾患をお持ちの方、免疫が低下している方のRSウィルス感染症を予防する効果が示されています。
国際共同第Ⅲ相試験:RSV OA=ADJ-006試験(日本人を含む海外データ)では、RSウイルス感染による下気道疾患に対するアレックスビーの有効性は、82.58%[96.95%信頼区間:57.89,94.08%]で、有効性が検証されました

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