<ごあいさつ>
当院はH25年1月から心臓リハビリテーション施設として認定されました。入院された患者様を中心に行っていましたが、H25年6月1日に約45平米の新しいリハビリテーション室がオープンしたのを機に、退院後の患者様を対象とした外来心臓リハビリテーションにも取り組んでいます。患者様の退院後の不安の除去、再発防止に向けた良い生活習慣の継続を目標に、専門のスタッフが日々励んでいます。
医学研究の進歩により、じっと安静にしているよりも、むしろ適度に運動することで、症状がよくなること、心臓病・血管病の再発や悪化が予防できること、さらには寿命が延長することが明らかにされました。現在では、運動療法は薬物治療や手術治療と同じように、心臓病・血管病の治療手段の一つと考えられています。さらに、運動以外にも、食事療法や禁煙などの生活習慣の見直しが、心臓病の治療において大切であることが明らかになりました。
1990年代より、心臓リハビリテーションとは、運動療法、食事療法、禁煙指導、服薬指導、心臓マッサージ指導など多くの内容を含んだものとなっています。これにより、心機能の改善、病気の再発予防、生活の質の向上、ひいては生命予後の改善を目指していきます。
<スタッフ>
循環器内科医師、看護師、理学療法士、管理栄養士
多職種のスタッフが、連携して、患者様一人一人をサポートしていきます。
<特徴>
1.医師による心肺運動負荷試験の結果をもとにした退院時の運動処方
2.健康運動指導士による、多彩な運動プログラム
3.看護師、管理栄養士、薬剤師による、充実した患者教育の提供
<対象疾患>
急性心筋梗塞
心不全
心臓手術後
大動脈疾患
*健康保険の適応であり、年齢制限はありません
<効果>
1.運動能力が改善し、動きやすくなる。
2.心臓病の症状が軽くなる。
3・病気に対する不安が減り、生活の質が改善する。
4.禁煙指導により、喫煙率が減る。
5.悪玉コレステロール値や血糖値が下がる。
6.狭心症や心筋梗塞の再発を減らし、死亡率が減る。
7.非常に安全である。